ブラジル現代史Lv.136
こんばんは
💜
↓お友達のろるらりちゃんが描いてくれました
今日のブログは最近観た映画『ある人質』の感想文にします
『ある人質』はIS(イスラム過激派組織)に398日間人質にとられて生還したデンマーク人カメラマンの実話です
想像を絶する拷問にも驚きましたが(本人がTV出演した際、手錠が食い込み過ぎて骨が見えていたと言っていましたが映画ではその描写は無かったし実際にはもっと酷かったんだとおもう)、
ISに所属するような強い思想の持ち主でも最初は人を殺すのに抵抗や罪悪感があること、そしてそれを神のためだと自分に言い聞かせて行いを正当化し、なんとか心を守ろうとすることに驚きました
てっきり盲信によってそういう感覚も失われているものと思っていたので
震える手と泣きそうな顔で人質を殺す青年を見ると、無知と閉ざされた環境故に過激な思想に染まってしまった人々に同情せざるを得ませんでした。勿論やっているのは許されないことですが…
組織のやり方に疑問を覚え途中で足を洗う人もいるようですが、疑問を覚えるにはある程度の知識が必要なので、全員に偏りのない教育の機会を与えて救いたいと思ってしまいますね…
それから、この映画は人質にとられた国民の身代金を支払わない方針を貫くデンマーク政府を批判していましたが、身代金の支払いは組織によるテロ活動などを間接的に支援することにも繋がるし、実際ナイジェリアでは政府が身代金の支払いに応じたところ誘拐事件が急増している現状もあるので、一概にデンマーク政府の方針が間違っているとは言えないと思いました
身近な人が人質にとられて政府がその対応だったら怒りたくなる気持ちもめちゃくちゃわかりますけどね…
ISのメンバー、人質、その家族、家族の周りの人たち、全員の苦しみと葛藤がどれも間違っていないので本当に苦しくて難しい問題ですが、こういう問題から目を背けずにちゃんと向き合ってよく考えなければいけないと思うので、そのきっかけになるいい映画だと思います!(〜だと思うので〜だと思います構文)(小学生)
恐らくもうほとんどの映画館で上映が終了しているのでサブスクやTSUTAYAに入ったら観てみてください、ただしグロ注意です!
その他最近観た中では『ジョニーイングリッシュ 気休めの報酬』(コメディ)と『シャッターアイランド』(どんでん返し系ミステリー)がおすすめです
シャッターアイランドを観たことがある人は是非最後の選択肢について自分だったらどっちを選ぶか話し合いましょう👽🎶
それではまた来週〜
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